組み立て準備オーケー:ヴァージョン 1(V.1) |
|
ケース本体の部品は寸法に合わせてカットされ、必要な角度を持っているので、後は組み立てるだけです。時には僅かな調節が必要なこともあります。響板、蓋、底板は常に多少大きめにカットされておりますので、貴方が組み立てたケースの寸法に合うように調整してください。それから鍵盤部を組み立てて、キー(鍵盤)毎にバランスを取って下さい。 |
フレンチ一段 ハープシコード, |
ケース組み立て済み:ヴァージョン2(V.2) |
|
シングル・フレミッシュ ハープシコード、 |
このヴァージョンではケース本体は、レストプランク(ピン板)ライナ−(裏板)とブレ−ス(腕木)と共にすでに組み立てられています。貴方の仕事は響板を削り磨いて適当な厚みに調整する事から始まります。続いてブリッジとリブ(助材)を貼り付け、響板をケースに合わせて貼り付け、そして次にヒッチピンレールを貼り付けます。さらにピンブロックベニヤとナットをも貼り付けて下さい。木工作業の残りは底板を取り付け、蓋を合わせて、譜面台と脚部を組み立てることです。鍵盤部はヴァージョン1の所で説明したのと同じ形でお届けしますので、同じ要領でバランスを取って下さい。テンプレート(型板)と同寸の図面に従って、ブリッジピン、ヒッチピン等の様々なピンの穴をドリルして下さい。次いで弦を張り、ヴォイシングを行います。もしお望みなら、響板とケースに装飾を施してみて下さい。 |
響板取り付け済み:ヴァージョン3(V.3) |
|
ヴァージョン3の場合との違いは、レストプランクベニヤ及びナットだけでなく、響板とヒッチピンレールが既に取り付けられていることです。底板も取り付けてあります。ナット用以外の穴は貴方が弦を張った後で、ジグ(治具)でドリルして下さい。木工作業の残りは蓋を取り付け、スタンドと譜面台と鍵盤部を組み立てるだけです。後はヴァージョン3の場合と同様に、弦を張り、ヴォイシングや調整を行い、装飾を施してください。
|
シングル・フレミッシュ・ハープシコード、 |
木工作業完成品:ヴァージョン4(V.4) |
|
シングル・フレミッシュ・ハープシコード、 |
このヴァージョンでは鍵盤部以外の木工作業は完了した状態でお届けします。鍵盤部はヴァージョン1の場合と同様です。底板は取り付け、調整済みで、蓋とフラップもセットされています。譜面台とスタンドは組み立て済みです。ヴァージョン3と同様に、ナット用以外のピン穴もドリルしてあります。作業は直ちに塗装から始まるのですし、白木の仕上げにしても良いのです。残されていることは弦を張り、ナットピンを打ち、鍵盤部を組み立て、ヴォイシング、調整、装飾を施す事です。 |